2012.05.29

入試現代文へのアクセスー五訂版ー 荒川久志他著 河合塾

入試現代文へのアクセス-五訂版- (河合塾SERIES)入試現代文へのアクセス-五訂版- (河合塾SERIES)
荒川 久志 立川 芳雄 野島 直子 晴山 亨 石川 匠

河合出版 2006-03-28
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大学入試用の現代文学習において、昔から定評のある参考書が二冊あります。
一つは、このブログでも紹介した、田村のやさしく語る現代文。もう一つが本書です。

まずは、一般的な紹介(笑)として構成から。

例題
■「対比」関係をつかんで本文を整理してみよう 1
■「対比」関係をつかんで本文を整理してみよう 2
■「具体例」とその「まとめ」との関係に注意してみよう
■同じような内容の「言い換え」に注意してみよう

練習問題 基礎編

練習問題 応用編

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まず四題の例題で、現代文読解の基礎を学びます。

問題⇒語句の意味⇒現代文のキーワード⇒本文の解説

という流れです。本文の解説では、「読解へのアクセス」と称して、現代文を読む際の注意点がしるされています。「読みかた」ではなく、注意点と書いたのは、しごくまともなことでしかないからです。「本文の全体構造を意識しよう」だとか、「難しい熟語も、一字一字の漢字から意味を推しはかろう」だとか。初心者用を意識しているので、一見「当たり前」のことをことさら強調するのは効果的ではあります。

そして、問題の解説については、別冊にあります。河合塾らしく詳しい解説です。配点がしるされているため、自分の到達度が目にみえる形で確認できます。

こうした構成は例題だけではなく、練習問題の基礎編や応用編でも同様です。

本文の段落ごとのまとめや図示化は隙がありません。解説で利用する記号はたったの二つだけ。対比や対立をあらわす「⇔」と、言い換えをあらわす「=」。これだけで読解をすすめていくので、記号を書くことにつかれた人やプレッシャーを感じる人にとっては、ハードルが低いでしょう。

語句の意味は、辞書的なもので事足りるものについてはそれだけで、詳しい解説が必要な場合は「現代文のキーワード」として解説を加えています。

「魔法の解法が今、みなさんの目の前に!!」

なんていうようなキャッチフレーズとは無縁な、極めて正当な読みかた、解きかたをしています。問題数が16題というのは、この種の参考書にしては多めです(田村のやさしく語る現代文は実戦問題という観点だけで言えば、五題です)。

河合塾はこの参考書以外にも、複数講師による同種の問題集を出版しているので、それらを学習しやすくなるという副作用もあります。河合出版の過去問も同様の解説なので、初めて手に取った時に、あの分量に驚くこともなくなるでしょう(笑)

そういった意味で万人向けの参考書であると言えるでしょう。

ただ、完璧というわけではなく、欠点も存在します。

1)解説の詳しさ、分量にくらべて問題が簡単であること。
2)語句、キーワードの意味が詳しく説明されているのだが、それをテスト、チェックする問題がついていないため、その習熟度をはかるのがむずかしい。
3)中途半端な分冊形式。

1)は実際に手に取ってみるとわかると思います。簡単な問題を使うことによって、読解法を身につけてもらうというねらいでしょうが、そのための仕掛けがないために、「冗長な印象」を与えかねません。

2)これは、自分でテストを作ったり、家庭教師や個別指導の先生なりにテストを作成してもらうことで解消できます。たいしたページ数になるわけでもないのにつくらなかった理由はなぜでしょうか。(『ことばはちからダ!』にはきちんと存在しているのですが)

3)本冊⇒問題と本文解説 分冊⇒問題解説 という構成なのですが、なぜそのような形式にしたのか…。本冊⇒問題 分冊⇒本文解説、問題解説という形式にしたほうが使いやすいのですが。田村シリーズと同じではダメだという考え方なのでしょうか。それなら別に分冊にする必要自体がなかったのでは?

…と少々欠点を詳しく書きすぎましたが、先ほども書いた通り、万人向けの参考書です。田村のやさしく語る現代文を学習した後や初めて手に取る参考書として十分に力を発揮するでしょう。

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