2012.05.12

三国志で攻略!センター漢文12 高橋忠彦著 旺文社

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高橋忠彦

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以前、古文で良書なのに使いどころがむずかしい参考書よくばったためにどっちつかずになってしまった参考書を紹介しました。

今回はその漢文版です。

三国志の赤壁の戦いを描いた、ジョン・ウー監督の壮大な映画『レッド・クリフ2』の公開に合わせて制作されたであろう参考書です。著者は東京学芸大学教育学部の高橋忠彦教授。なんだかこのあたりからあやしい(笑)。

ボクの世代にとっては、古文の大家、小西甚一教授を極少数の例外として、大学教授があらわした参考書というのは、名義貸しが横行していたというイメージがあります。文教大学教授の森島久雄教授はご自身で現代文の参考書をあらわしていらっしゃいましたが、それは「森久」という名前で代々木ゼミナールの人気講師だったため。

今回も名義貸しなのでは…?

と思うものの、それと「参考書のよしあし」はまったく別の次元のものです。
以上はオタの邪推です。では、具体的に参考書の内容をみていきましょう。構成は以下の通り。

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はじめに
この本の特長と使い方
三国志地図
三国志登場人物紹介
正史『三国志』と小説『三国志演義』
第一部 三国志で攻略 漢文読解のポイント
第二部 重要句形50
知っておきたい漢文世界の知識
句形・単語索引

第一部は三国志演義の名場面を12紹介しながら、重要句形や背景知識の説明をしていきます。各場面の流れとしては、

「漢文読解のポイント」で学ぶ内容を提示し、
「あらすじ」でそれまでのおおまかな流れ、
「本文」では重要句形が出てくると、第二章での参照番号が提示、
「スーパー口語訳」は流れを重視した意訳をメインに、
(ただし、重要句形の訳については赤字で提示)
「まとめ」で学習内容の確認および追加の知識整理、
「センター試験を攻略!」で実際のセンター試験にチャレンジ

という流れ。

第二部は、本文に出てきた重要句形および本文で扱えなかった重要句形を50にまとめて解説してあります。

一見、「三国志で…」という軟派なつくりに見えます。ただ、なかなかにクセモノなところもあって、第一部の、

虚辞のはたらき(1)〜(3)
典故をもちいた表現
文章の構成

などは句形暗記ばかりの学習をしていた人間にとっては目からウロコといった内容です。まさしく「読解」についての説明で、しかもそれがセンター試験の問題を解くかぎにもなっているという…

とはいえ、この本一冊でどこまで…という内容ではありません。
はじめの一冊目というには、解説が平板すぎますし、短文での演習量も少ないです。長文の読解演習として使いたいと思っても12文程度では、やはり少ないです。もっともっと演習量を増やしてくれればよかったのに、と思います。申し訳程度の漢詩の説明なんて削ってしまって。

どうせ、ブームに乗っかった参考書ですし、本書が漢文参考書の定番にはなりそうもありません。センター試験レベルの名場面をこの2〜3倍掲載すれば、もっと歓迎されたのではないでしょうか。エッジのきいた問題集にしてほしかったです。

…ということで、本書のつかいどころですが、
句形暗記の参考書を一冊終えたあとの、復習および長文読解の最初の一冊として用いれば良いと思います。ただ『三国志』をある程度知っていることが前提ですが。知っていれば、学習のハードルが低くなり、学習効果が出ます。そうでないと意味はありません。

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