2012.04.25

漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10) 河合出版

漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)
高橋 健一 寺田 るり子 藤堂 光順

河合出版 2001-01
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以前、ブログ読者の方から「この問題集はどうですか?」という問い合わせがありました。その際にボクの私見はお伝えしました。改めてその内容について詳しくブログにものせておかなければ、と思い記事にしました。

何を取り上げるのかというと、古典文法基礎ドリル ステップアップノート30 河合出版の姉妹版であり、漢文版です。国語の指導や参考書には定評のある河合塾が出す漢文の「ドリル」とは…?

参考書はともかくも(このブログではおなじみの「二つの系統」ですね)、ドリルとなると古典的名著が存在します。それは、日栄社の「新・漢文の基本ノート」。句形を網羅的に収録し、その演習をする問題集です。解説はほぼありません。ただただ句形の問題を解くだけ。にもかかわらず、根強い人気の問題集です。200円という驚異の低価格や63ページという薄さ、その割には句形を網羅しているという点、様々に人気の理由はあります。

本書が「新・漢文の基本ノート」を意識していたのかどうかはわかりません。明確な違いをあげると…

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多数の長文問題が存在する

という点です。構成としては、

1)句形の紹介
2)短文による句形定着のための問題
3)基本問題として長文問題
4)練習問題として長文問題2〜3題

句形は単独で学習するのではなく、長文問題の中で聞かれた時にきちんと答えられなければいけない

そんな編集方針であるのが伺えます。
たしかに、文脈の中でないと判断できないものが漢文には多いです。

たとえば、疑問と反語の違い。「連体形+か」なら疑問、「未然形+んや」なら反語…っておい!それはあくまで読み方でしかないやろ??? 漢字は全く同じに配列されてるんやから、その違いはどうやってみわけるの??? と思った人はいませんか? 結局、文脈から判断して「疑問」「反語」を決めるしかないわけです。その結果、「連体形+か」「未然形+んや」で読むわけなんですが、本末転倒しているわけですよね。

そういう意味では、長文問題を多数収録するのはとても良いことだとは思います。

ただ、本書は「ドリル」の名前を冠してます。
それにしては、2)短文による句形定着の問題が少ないかなと。漢文ヤマのヤマ 学研 三羽邦美著ほどの「これでもか」感はありません。

そういう意味では、最初の一冊としては不適当だとボクは考えます。
では、どういう時に使うのか?

何か一冊、句形の参考書(漢文ヤマのヤマ 学研 三羽邦美著など)を仕上げてから。句形が定着しているかどうかの確認と、本格的な長文読解への足がかりとして用いるのがベストでしょう。最初の一冊として何度も何度も繰り返す類の問題集ではないとボクは考えます。そしてこれを終わらせたら、センター試験の過去問でも良いですし、かなりレベルを下げて同じ河合塾のマーク式基礎問題集に取り掛かるのもいいでしょう。本格的な長文読解へ移行しましょう。

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