2012.04.24

NEW望月古典文法講義の実況中継 上 望月光著 語学春秋社

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望月 光

語学春秋社 2007-07
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世の中には○○セラーというのは二つありまして、

ベストセラー
ロングセラー

の二つですね。ベストセラーの方はその時代その時代の「流行」に左右されるようですが、ロングセラーは多くは売れなくても根強い人気をもつものという印象があります。

古文の参考書の場合、

新たな古文

というのは発生しないため、教える内容に「定番」が存在します。ロングセラーが出やすい分野といえます。例えば、土屋の古文単語222や土屋の古文公式222はその代表例でしょう。また、小西甚一先生の「古文研究法」なんてのは、参考書の存在そのものが古典であるとも言えます。

同様に、ボクが受験生の頃から存在し、いまだに売れつづけている参考書があります。それが本書です。著者はこのブログでは何度も取り上げている望月光先生。現代文の出口汪先生が大阪でたちあげたSPSという予備校で行われた短期講座を元にしています(改訂を重ねていくなかで、生徒の呼び名が変わったり、SPSや出口先生という固有名詞が消え去ったりしていますが)。

本書の構成は以下の通りです。

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講義を始めるに当たって
第一回 用言(動詞・形容詞・形容動詞)のポイント
第二回 「助動詞」の活用と接続
第三回 助動詞「き・けり」
第四回 助動詞「つ・ぬ」「たり・り」
第五回 助動詞「る・らる」
第六回 助動詞「す・さす・しむ」
第七回 助動詞「む・むず」
第八回 助動詞「らむ」「けむ」
第九回 助動詞「らし」「めり」「なり」
第一〇回 推量の助動詞ほか
第一一回 格助詞
第一二回 接続助詞
第一三回 副助詞

この構成をみて頂ければわかるように、敬語以外に関しては古典文法について必要なものはあるていど説明しています。識別については下巻にゆずりはしますが、重複しているところもあります。本書をしっかりと学習していれば、下巻を学習する際には「あぁ、あのことね」と思うことでしょう。

予備校の講義を再構成した参考書ですが、その特徴を端的に言えば、

入試で出題されるパターンを分類。
受験生がまちがいやすいところの見分け方をしっかりと解説。

といったところです。語り口はやさしくても、

こう来たら、こう答える

ということに終始しています。ということは、つまり、

ある程度、「まちがい」を経験した生徒向け

であり、初心者向けの参考書ではありません。語り口がやさしいですし、詳しい参考書です。初心者向けの参考書のような宣伝がされています。けれど、本当の初心者が手に取ると、

??? こんなに覚えないといけないの???

となってしまいます。その点はご注意ください。本当の初心者は同じ望月先生の参考書でも、

望月光の超基礎がため古文教室(古典文法編) 旺文社

を用いた方が良いです。

受験生であれば、ある程度長文問題中心に文法を学習したあとに使用するのが良いでしょう。例えば、夏期講習を受けるつもりで、夏ごろに文法を総ざらいするような使い方で。予備校の講習を取るよりも、はるかに安上がりです。また、重要事項を吹き込んだCDも付録としてついています。通学の行き帰りに聞くことで知識の定着が図れます。(ただ、下巻のCDは詰め込みすぎのきらいありかなと思いますが…)

良い参考書で、ロングセラーではありますが、使うタイミングを間違えてはいけない参考書です。

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