2012.04.22

入門編 現代文のトレーニング 堀木博禮著 増進会出版社

入門編 現代文のトレーニング[改訂版]入門編 現代文のトレーニング[改訂版]
堀木博禮

Z会出版 2004-03-17
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以前、現代文参考書の紹介で、数学の「途中式」に当たるのが「書き込み」ですということをお伝えしました。その代表的な売れ線の参考書として、ゴロゴ板野の現代文解法565パターン集 板野博行著を紹介しました。

今回は、売れ線ではない(笑)参考書を紹介します。著者は、元代々木ゼミナール講師の堀木博禮(ほりきひろのり)先生。ボクは直接教わったことはないのですが、旺文社大学受験ラジオ講座の授業を毎回聴いていました。ラジオ講座でもそうでしたが、先生の授業は、

堀木の子守歌

と呼ばれていました。旺文社大学受験ラジオ講座での30分という時間の中でも、代々木ゼミナールでの90分という時間の中でも、先生のスタンスが一貫していたからでしょう。妥協せずに丹念に文章を読み、ことばの意味を解読し、解答の根拠を明らかにする…そんなスタンスでした。

この参考書の特徴は、

なぜそこに線を引くのか?

を徹底的に解説している所です。…というのは他の参考書でも解説しているでしょう。堀木先生の堀木先生たるゆえんのひとつとして、

なぜそこに線を「引かない」のか。

まで説明しています。たとえば、こんな感じ。

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 第一段落は『今昔物語』の特徴をストレートに述べています。「全て同一のスタイル」の箇所もマークして良いのですが、ではその「同一のスタイル」とは何かということになって、結局はマーク箇所をAにすることになります。Aは『今昔物語』の特徴である「同一のスタイル」の中身を明らかにした箇所です。
 第二段落はAで示した「同一のスタイル」のもつ効果を述べています。ここをマーク箇所にしなかったのは、次の「つまり」で始まる第三段落がこの第二段落をよりよく説明しているからです。(「つまり」はこの場合「説明しますよ」というサインです。)(入門編 現代文のトレーニング p.65)


このあたりが「くどさ」と映り、「子守歌」となってしまうところなんでしょう。しかし、ボクが受験生時代は東大受験生をはじめ、上位層にかなりの人気をほこった先生でした。「徹底的」が支持されたのでしょう。

その上で、問題形式別に解法を説明していきます。先生がどこに線を引いたのか、そしてそれをどのように解法に用いるのかが丹念に書かれています。

「入門編」と名前はついていますが、だからといってそれが「やさしい」とは限りません。確かに、問題文や問題は「やさしい」かもしれません。しかし、それをきちんと解説に書いてあるように読めますか? …とボク自身にも語りかけられるような気がします。


ちなみに、堀木先生の著作群は、のきなみ絶版となっていっています。残念なことです。旺文社大学受験ラジオ講座を文字おこしした形の、『堀木の読めてくる現代文』という名著があるのですが、それはAmazonではかなり法外な値段で取引をされています。二部作のどちらも持っていたのですが、大学合格とともに在籍していた塾に寄贈してしまいました。一冊は相応の金額を払って購入したものの、もう一冊は実弾がつきてしまい断念。復刊ドットコムというサイトは復刊要望の運動をしてくれていますので、気になる方は投票してみてください(可能性は限りなく低いですが)。


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